新規登録
ビジネスガイド募集中
人気ページランキング
  • 今週
  • 今月
  • 殿堂
  • SCS Global コラムVol.1

  • ベネフィット・ワン コラム vol.33

  • これまでの手法にとらわれない、新しい消費者調査をご提案します。

  • 池田博明コラム マイツプラスワン vol.31

  • “One Team, No Border” 日本と中国を繋ぐConsulting業務を誠実さをもって全力で提供しております

  • SCS Global コラムVol.1

  • 池田博明コラム マイツプラスワン vol.31

  • これまでの手法にとらわれない、新しい消費者調査をご提案します。

  • ベネフィット・ワン コラム vol.33

  • ビジネスシーンで活用する中国語講座vol4

  • “One Team, No Border” 会計税務を中心に企業のグローバル化を全力で支援しております。

  • ビジネスシーンで活用する中国語講座 vol.8

  • 微博・微信を中心とする中国ソーシャルソリューションサービスをワンストップで提供しています。

  • 中国事業で法務の重要性は高まる一方です。困難な事業環境を乗切る真の価値ある助言を目指します

  • 会計税務顧問、連結決算、財務DD、移転価格税制など日中の会計税務に関するサービスを提供

日経新聞
DMMコラム
蘇州たより
上海の街角で
JETRO
上海日本商工クラブ
在上海日本国総領事館
ラクト
上海人
香港リーダーズ
C.L.Mリーダーズ
経営者.マガジン読者の集い
2015稲盛和夫経営哲学上海報告会
中国ニュース

市場調査・マーケティングのガイド

2016.04.05
  • インサイツ消費者調査 vol.1
  • 食堂で考える、消費者調査。
  • 消費者調査は企業のマーケティングにおいて重要な役割を担うようになりました。しかし、中国市場での調査では日本での調査とはまた違った悩みや相談も聞かれます。これからしばらくのあいだ、中国における調査とそのコツについてお伝えしていきます。第一回目の今回は、街角の小さな食堂から調査の必要性について考えてみました。

ビジネスガイド 前田 直人


このところ、「瀏陽蒸菜」に通っています。上海でここ数年、急に増えてきた店で、店頭で小さなお椀に入った料理を並べ、好きなものを取って食べるスタイルです。いわゆる「快餐」と呼ばれるカフェテリア方式の食堂より、料理を軒先に置くぶん、さらに見えやすくなった食堂、ということができるでしょう。


私は消費者調査を専門にしているので、どうしても客層に目が向いてしまいます。男女比はどうか、収入層はどうか、何品頼むのか、何人で食べるのか、などです。お店の主人はマーケティングを経てこのような業態を開いたわけではないと思いますが、この種の実物を見て選べる食堂はやはり人が多く入るようです。


中国で長く活躍されている日本人であればこう考えるかもしれません。中国人は種類が多いのを好む、目で見て判断できることを好む、みんなでシェアできる食事を好む、などです。確かに中国では、現物を選べる食堂は歴史が古く、これを研究している学者さんもいるほどです。では、多くの人がこうした食堂を利用する光景を目の当たりにするとき、この業態は多くの人に支持されているし、今後も支持されるだろうと考えてもよいのでしょうか。


それほど単純ではない、と思います。


上海では第一に、近年「餓了嗎(アーラマ)」や「美団」を中心とした宅配サービスが激しい競争を繰り広げており、利用者の全体像が見えにくくなっています。店内が混雑している店も当然ありますが、客は入っていないのに宅配サービスが頻繁に出入りする店も多く見かけられます。以前から出前がなかったわけではありませんが、近年はこの傾向に拍車がかかっています。つまり、見たままでの比較、判断がしづらくなっているのです。


第二に、私たちが目で捉えている消費者は場所に限定されている、ということです。仮に店舗が多くの消費者でにぎわっているとして、他の地域でも同じようににぎわうと断定することはできるでしょうか。難しいと思います。目で捕捉できる事実は、「部分的な真実」以上ではないからです。言い換えれば、代表性のないデータである、とも言えるでしょう。消費者調査が必要とされるのは、まさにこうした部分を補完し、多くの地域で店舗を展開するうえで、説得性のあるデータ、わかりやすくいえば「根拠」を得るためです。


これは当然、食に限った話ではありません。業態・業種によって調査のやり方は変わってきますし、マーケットの理解の仕方ひとつ取っても考え方はいろいろあるでしょう。いずれにせよ、著しい発展を遂げ、多くのモノやサービスが溢れかえるようになった中国では、消費の選択肢が格段に増え、それ自体が消費者の嗜好や行動を見えにくくさせている一面があり、消費者調査を通して市場を理解することの重要性はますます高まっているといえます。「爆買」に代表されるように、中国発の新しい消費スタイルも今後増えていくことも考えられます。


さて、第一回ですので今日は食堂の話から始めてみました。これからしばらくの間、消費者調査の手法やコツなど、様々な話題をお届けしていきたいと思います。





インサイツ 導知(上海)信息咨詢有限公司
住所 / 上海市虹口区東大名路558号 新華保険大厦202
TEL / (021)3366-3278
FAX / (021)3366-3276
URL / http://insightsresearch.cn/


ガイドの過去の記事も読む
合わせて読みたい