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コラム

小米金融襲来!雷軍氏の選択は正しいのか 【中国ニュース 2015年5月15日 】 2015.05.15


中国のITの大物である雷軍氏は最も分かりにくい人物の一人である。構想力から言えば、アリババの馬雲氏とそうかわらない。未来の小米(シャオミー)がどれほど大きな会社になれるかは、保証し難い。なぜならば小米は単なる携帯メーカーではないからだ。


現在、小米の市場価値は百度を越えているだろう。もし小米がインドなどの海外市場を得るとすれば、テンセントも越えるだろう。小米の現在の動向から見ると、雷軍氏はかなりインド市場を重視しており、インドに対し中国国内より更に安い価格と誠意を惜しまずに提供している。

しかし小米がもし1000億ドルクラスのIT企業になりたいのであれば、新たな分野に参入するチャンスを見逃してはならない。各種のハード(小米ルーター、小米手環(※)、小米テレビなど)から生活O2O(食事の宅配など、生活に関わるO2O)、PSPプラットホーム、小米支付など、小米の巨大化は無視できないほどのものだ。

※小米手環:Mi Band。小米のリストバンド型ウェアラブル端末。主に歩数計などのフィットネス機能を持つもので、小米のスマートフォンへの着信を通知する機能もある。

インターネット初心者の下層獲得競争において、小米は携帯電話とMIUI(小米のUI)によってリーダー的位置を占めている。雷軍氏が携帯を作り始めた時、業界ウォッチャーの人々は雷軍氏をただの携帯会社と見なし、小米の前途は良くないだろうと考えていた。当時、魅族(MEIZU、電気機器メーカー)との提携においても、魅族の黄章氏は携帯だけを気にしていたが、雷軍氏は携帯を入り口と見なしていた。

技術者は携帯を理想に近づけようとするが、商人は携帯だけではなく利益も眼中にある。雷軍氏の野心は非常に大きく、多くの人には理解することが難しい。理解できれば、雷軍氏と小米はやはり大きなものと感じられる。

私は小米のスマートフォンを使っているが、私たちのような人々は小米が本来狙っているユーザーではない。小米の狙うユーザーは3級、4級都市(※)のユーザーだ。1級、2級都市ではインターネット製品の競争は非常に厳しく、タクシーアプリを見ても分かるが、非常にコストがかかる。

※ 1級都市は北京、上海などの発展した沿岸都市で、3、4級は内陸部の地方都市が多い。

私たちのような1、2級都市のユーザーはこのようにコストのかかるIT製品に目が行くが、そうした製品は3、4級都市をカバーしきれていない。ユーザーは小米が提供する生活O2Oなどのサービスを利用するしかない。こうしたユーザー数は1、2級都市を大きく越えるほど多く、消費能力も1、2級都市に比べて低いとは言えない。

だからMIUIはだんだんとデフォルトの機能を増やし、あるいはアプリへ投資している。ある日、小米が自身の金融プラットホームをスタートしたとしてもあなたは意外に思わないだろう。それは実際に始まっており、多分それはテンセントや百度よりもうまくできることだろう。

MIUIの最新版アップデートで、小米金融が登場した。支付宝(アリババの決済サービス)と似た画面で、余額宝(アリババの投資商品)と同じサービスを提供する。以前に関連情報は流れておらず、その突然の登場は人々を驚かせた。

小米の公式発表によると、小米金融は5月11日にバーチャル体験イベントを行うという。現在知り得る情報から見ると、小米は投資会社との提携し、収益は余額宝よりも高いだろうと発表している。3、4級都市のユーザーはどう思うだろうか。

雷軍氏がいうには、小米金融は小米の8000万以上のユーザーとデータに基づいた付加価値業務で、主に消費者に融資と資産運用サービスを提供するものだ。データ化の信用と運用体系を通して、低いコストと高いユーザー体験でユーザーを惹き付けることを期待している。

「極めて低いコスト」が小米の優勢を説明している。もしテンセントの成功がユーザーの獲得にあるとしたら、小米の成功はモバイルインターネットの入り口に照準を定めたことにある。

小米はかつて、作りもデザインも悪かった。もちろん現在のデザインも良くはないけれども、だんだんと大きく、強くなって来ている。彼らがうまく行かないという私たちの予測が間違ったのではない。私たちはもともと小米の目標とするユーザーではなく、私たちの結論はそれほど重要ではなかったのである。

雷軍氏はスマートフォンでボーナスをえたが、小米の生存圏はまだ少し完成しただけだ。今回の金融という雷軍氏の選択は正しかったのだろうか。

http://www.donews.com/net/201505/2890244.shtm

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