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コラム

元ギャル系雑誌「egg」発案者、米原康正氏が中国で仕掛ける「Mija Girls」 【中国ニュース 2015年7月26日 】 2015.07.26

米原康正氏は元ギャル系雑誌「egg」の発案者であり、「ほしのあき」「蒼井そら」「藤井リナ」といった超人気女性タレントを中華圏でプロデュースしてきた人物だ。その米原氏が今、粟田翔太氏とともに中国で仕掛けているのが「6LVD」というECサイトでありながら、カワイイ女子やカルチャーなども紹介する奥行きのあるサイト。その中のオリジナルのレディスブランドが、「Mija」、そして今まさに白熱しているのが「Mija Girls」だ。これは街の人気者を世の中の人気者にするというプロジェクトで、北京から始まり、これまでに重慶、成都、広州、上海とオーディションを開催してきた。6月末、上海でのオーディション終了後、米原康正氏と粟田翔太氏に取材を行った。

 

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写真左:粟田翔太氏 / 写真右:米原康正氏

 

⚫️中国5都市で開催されたMija Girlsオーディション

 

「街の人気者がそのまま世の中の人気者になる。ネットの中だけでなく、もっと一般の人たちに知られてほしい」そんな想いで始められたモデルオーディションが「Mija Girls」オーディションだ。もともとは原宿で行っていた読者モデルのオーディションを、米原康正氏は中国に持ち込み、「Mija Girls」として展開することにした。

 

昨年12月に開催した北京のオーディションでは、会場のフォーシーズンズホテルに現地の中国人女性500人が殺到した。このホテルのイベントでこれだけの人を集めたのは異例の出来事で、急遽入場制限をかけたほどであったのだという。

 

Mija Girlsたちを選ぶポイントは「街で人気がありそうな女の子」だ。 中国の男性たちの「こんな女の子が好き」という傾向を見抜き、選抜していく。

 

米原氏はかつてギャル系雑誌「egg」の創刊に関わり、「egg」を通じて多数のモデルを排出した経験をもつ。今は「egg」時代に渋谷で行った読者モデルの選定を、中国の基準に合わせて行っている。

 

昔から、一人の女の子を目立たせるというよりも、「コギャル系」などといったひとくくりのジャンルで取り上げることを意識してきた。米原氏には今後どんな女性のジャンルが中国で人気になっていくのかが見えているという。今回選ばれたMija Girlsたちは、今後モデルとして活躍していく。彼女たちは中国で新たなジャンルを作り出し、メジャー展開をしていくことになるであろう。

 

⚫️中国人男子にウケる女の子のコンセプトは、「童顔巨乳」

 

「自分の趣味嗜好ではなく、フラットな視点で女性をみることができれば、世の中でどんな女性が人気があるかがわかる」と米原氏は語る。

 

中国人男子にウケる女性のコンセプトは、「童顔巨乳」だと米原氏は語る。 米原氏はこれまでに「ほしのあき」さんの写真集を香港で手掛け、大ブレイクさせたことがある。 当時香港では原宿文化が流行り、スニーカーが高価な値段で販売されていた。 米原氏はそこに童顔巨乳の「ほしのあき」さんを連れてきて、スニーカーを履かせることで「ほしのあき」さんをブレイクさせた。「確実にヒットすると思っていた」という戦略は見事に的中した。

 

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粟田翔太氏

 

⚫️中国のファッションの変化

 

日本国内に流れてくる中国ニュースの約9割は中国を悲観的にみているものである。 「中国人はいまどんな格好しているの?」と上から目線で聞いてくる日本人もいるが、日本はいま一番情報が遅れていると言っても過言ではないと米原氏は言う。 海外のことを知らない日本人たちが、いま確実にガラパゴスになっている。

 

富裕層の出現により中国のファッションは大きく変化した。 桁が異なる消費の仕方をする富裕層も多い。だがファッションとは経済に連動するものであり、経済が活況なところにファッションは流れるようになっている。

 

欧米のハイブランドたちはすでに日本を無視して中国展開を意識しており、そのハイブランドを着こなせるだけのファッションレベルをもった中国人が急増している。 この変化は、年ごとにというより、毎月という単位で変わっていると米原氏は語る。

 

⚫️中国を知ることが重要

 

中国でビジネスを興すには中国を知らねばならない。 米原氏も始めは中国のことを知らなかった。こんな実体験がある。 米原氏が緑の帽子を中国人の友人にプレゼントしたところ、返されてしまった。 理由を聞いて、米原氏は驚いた。緑の帽子を男性が被るということには「彼女に浮気をされた」という意味があるのだという。 男性が緑の帽子を被らない文化が中国にあることを、米原氏は知らなかった。

 

帽子に限らず、中国人の色の好き嫌いや数字の好き嫌いなど、細かい部分の常識を理解した上で行動していかなければ、商品は良いのに売れないという思わぬ落とし穴に嵌ってしまうだろう。

 

知っていれば、避けることができるが、知らなかったばかりに、中国でうまくいかないというケースを米原氏は数多く目にしてきた。 まずは中国を深く知ることが重要である。

 

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米原康正氏

 

⚫️中国にはまだまだチャンスが多い

 

2006年から中国で活躍を続け、中国を見つめ続けてきた米原氏は「中国は淘汰の時期に入ってきた」と語る。 町中に林立するショッピングモールにしても、すでに潰れるものも出てきている。 今後はそれらは淘汰され、生死が分かれて行くことだろう。 生き残るショッピングモールと淘汰されるショッピングモール、その違いはどこにあるのだろうか。その答えは本物かどうかにあると米原氏は語る。 人や企業は本物を求めている。だからいかに本物を扱っているかが分岐点となる。それはブランドに限ったわけではなく、まだまだチャンスのある分野は豊富だと言える。

 

 

【米原康正氏(よねはら・やすまさ)】

クリエイティブディレクター、フォトグラファー、DJ。

世界で唯一のチェキをメイン機材とするアーティストとして、雑誌、CDジャケット、ファッションカタログなどで幅広く活躍。 中華圏での人気は高く、中国版Twitterである「新浪微博」でのフォロワーは220万人超、シューティングとDJをセットにしたイベントでアジアを賑わせている。 世界のストリート・シーンで注目される、ジャパニーズ・カルチャーを作品だけでなく自分の言葉で語れる日本人アーティストの一人。

 

【粟田翔太(あわたしょうた)】

ANDA株式会社CEO。中国EC 「6LVD」の設立者。東京・原宿と北京・三里屯を拠点とし、米原の理想を形にするために日夜奔走中。

http://www.6lvd.com/

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