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2015.11.11
  • 中国でのビジネスを支援したい、世界の2大国を歴任する総領事
  • 在上海日本国総領事館 総領事
  • 片山 和之
片山氏は外務省に入省して32年、中国、マレーシア、ベルギー、アメリカという4つの国に赴任し、また中国での語学留学を始めとして、ハーバード大学、スタンフォード大学、マラヤ大学で学び、博士号をも取得している人物だ。総領事としての赴任はアメリカのデトロイトに続き2国目となる。総領事としての想いを語っていただいた。
  • 在上海日本国総領事館
  • 住所 / 上海市万山路8号
  • TEL / (021)5257-4766   
  • URL / www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp

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■ 中国の節目となる時期を定点観測


片山氏の中国在住は今回で5回目となる。初めて中国を訪れたのは1984年、入省1年目の語学留学の時だった。留学先の北京から上海にも足を運んだが、当時上海で一番高いビルは南京西路にある22階建てのビル、国際飯店だった。それから8年後の1992年にも天皇皇后両陛下御訪中準備室に参画した際に上海を訪れたが、その頃の浦東には田んぼが広がっており、現在の発展した姿とは全く異なる趣があった。片山氏は上海の大きな変化には驚きを示す。
片山氏は1984年の北京留学以降も、1987年、1997年、2008年と様々な時代の中国を大使館員として体験してきた。鄧小平氏によって改革開放が進められた時代、アジア金融危機の時代、リーマンショックの時代、それぞれの時代の中国を定点観測する中で中国と日本の位置付けや世界の中での中国の位置付けがどう変わり、また何が変わらなかったのか、多くのことを考えさせられたという。


■ 速いスピードで想像以上の変化を遂げた中国


中国の中からばかりではない。EUの本部があるベルギーのブリュッセルからはヨーロッパから見た東アジア、中国を、マレーシアでは東南アジアから見た中国を学ぶことができた。アメリカには直近の在デトロイト日本国総領事としての2013年からの滞在を含めて3度滞在している。今回上海で総領事を務めることで、片山氏には世界の2大国の両方で総領事を経験したこととなる。
様々な視点から日中関係を見つめてきた片山氏はここ数十年の日中関係の大きな変化について感慨深く感じることがある。1990年頃、いわゆる日本のバブル時代、日本の主な貿易相手はアメリカであり、貿易総額の中でアメリカが占める割合は30%に及んでいた。その頃、貿易総額に占める中国の割合はわずか3%に過ぎなかった。しかし、今では中国との貿易額はアメリカを上回るようになっているのだ。
片山氏がワシントンの在米国日本国大使館に在籍していた2000年頃、アメリカの視線は日本から中国に移りつつあった。そこで、片山氏は日本に関心を持ってもらうために、スピーチの際には「中国が台頭しているとはいえ、まだ日本の経済規模は中国の4倍ある」と注意を喚起していた。だが、これも今では逆転し、中国の経済規模は日本の2倍となっている。
ここ数十年の中国の変化はこのように激しいものだった。古い見方にとらわれている間に、中国はその何歩も先に進んでしまう。上海に身を置くことで、片山氏は中国の「今」を捉えていきたいと意欲を示す。


■ 中国人の訪日観光がもたらすもの


在上海日本国総領事館は上海の他に周辺の浙江省、江蘇省、江西省、安徽省を管轄している。このエリアに2万社を超える日系企業が進出しており、上海だけでも約1万社が進出している。これは世界で最大規模のものだ。世界最大のものはこれだけではなく、在上海日本総領事館は2014年に87万件のビザを発給しており、これは日本の在外公館の中で最大の発給件数だ。しかも、今年2015年は更にその倍の発給件数になる可能性もあるという。
訪日中国人は凄まじいスピードで増加しており、彼らによる「爆買い」と言われる現象が起きていることは周知の事実だが、これにはいくつかの良い面があると片山氏は語る。1つは、買い物をはじめとした消費により日本経済に貢献してもらえること、もう1つは、日本の現状を見てもらえること、つまり民間交流の深化である。日中の交流、特に未来を担う若者の交流に片山氏は期待している。
日本を訪れた中国人の多くは日本に対して良いイメージを持ってくれている。日本でもままあることだが、知らないままに外国に対して良くない感情を醸成していることは多い。日本人も中国人も実際に自らの眼で相手の国を見ることで、それは変化することだろう。国家間の関係は国と国との外交から、次第に市民外交、国民外交の時代へと移っている。今後は民間の視点が日中関係を支える土台になっていくことだろう。大きな問題が起こったときにも、民間の交流が進んでいれば、本当の危機にまで発展する前に正常化する可能性は高まる。


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