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2015.07.16
  • 中国宅配便の雄が
    越境ECに挑戦
  • 順豊海淘 総裁
  • 任 暁煜
順豊は中国における宅配便の雄だ。その順豊が越境ECに挑戦している。もともと多くのユーザーを有しているアリババ、京東などのEC大手に比べ、後手に回っている感があるが、どのようなやり方で巻き返しを図ろうとしているのだろうか。順豊海淘の総裁任氏にお話をうかがった。
  • 順豊海淘
  • 住所 / 上海市虹梅路2007号 遠中工業園1座8楼
  • TEL / (021)6976-3622   
  • URL / www.sfht.com

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■ 中国は「代購」を経て越境ECの時代に


中国ではここ数年、越境ECが人気だ。アリババの天猫国際、京東全球購、洋碼頭など、EC大手が集うこの戦場に物流大手の順豊も参戦している。
越境ECの方法はM2C、B2C、C2Cなど様々だが、順豊海淘ではその中から自社で海外の商品を購入後、中国の消費者に販売するというB2Cのモデルを採用している。この方法をとるためには巨額の資金、強力な集荷能力、機転の利いた運送能力、全体を繋げる優秀なチームが必要であり、難度は非常に高いと言えよう。ではなぜ、このモデルを採用したのだろうか。順豊海淘の任氏にお話をうかがった。
任氏はもともとアリババで越境ECを担当していた人物だ。この業界ではリーダー的人物と言っても良いだろう。越境ECがなぜ人気になっているのかについて任氏は、消費者の需要がアップグレードしたため、元来の貿易方法だけではそれを満足させることができなくなったことが原因だと語る。この消費者の欲求を満足させるためにまず生まれたのが「代購」だ。代購とは海外で消費者の代わりに代理で購入し発送するサービスで、多くは個人が行っている。そして今、越境ECが興隆してきている。


■ 目標は消費者との間に信頼関係を築くこと


順豊海淘の目標は消費者との間に信頼関係を築き上げることだ。これを実現するためには3つのことを消費者に対して保証しなければならない。その3つとは、価格、品質、サービスだ。順豊海淘のように代購ではないプラットホームモデルでは、この3つを実現するために2つの大きな問題がある。
ひとつは多数のユーザーの獲得をしなければならないことだ。もともとECを行っており、ユーザーを会得している天猫、京東などではその必要はないが、順豊海淘のように新規参入した場合には多数のユーザーを惹き付けるために高いコストをかける必要がある。誰がその高いコストを支払うのかと言えば、プラットホームを利用するショップとなる。しかしショップに重いコストがかかればその分を商品を値上げせざるを得ない。商品が高ければ、低廉な価格を保証することができず、消費者が離れてしまう。だからといって値上げをしなければショップの利潤は低くなり、ショップが離れてしまい、それとともにプラットホームも衰えていく。
二つ目はショップをコントロールすることの難しさだ。たくさんのショップが入るプラットホームモデルでは、そこで取り扱われている商品の品質を保証することは難しく、玉石混淆となってしまう。もし消費者が品質が悪いものや偽物を購入してしまったとしたら、消費者はショップだけではなくプラットホーム自体にもその不満をぶつけ、プラットホームは信用は失われてしまう。
「価格・品質・サービス」を保証し、消費者の信頼を得るためにはどうすればいいのか。その答えはショップを通さない自営方式だと任氏は考える。
消費者が商品の問い合わせ、荷物の追跡、返品、交換などを行う場合、プラットホームモデルではショップやプラットホーム運営商などの間でたらい回しが起き、顧客の満足するサービスを提供できない恐れがある。しかし自営モデルならば、問い合わせ先が順豊海淘に一本化されており安心だ。
信頼関係とは長い時間をかけなければ築くことができないが、崩れるときは一瞬だ。大事なものを運びたい時にはまず順豊を探すということが、既に宅配便の世界では確立している。それと同じように、海外の商品を探す時にはまず順豊海淘のサイトを開いてもらえる、こうした信頼関係を築き上げることが理想だ。


■ 通関能力とはどのようなものか


越境ECにとって死活問題となるのが通関だ。任氏が言うには、多くの人は通関能力というものの認識を誤っているという。彼らは輸入する商品を安いコストと簡単な手続きで、素早く通関することが通関能力の高さだと考えているのだが、規定のやり方を経ないこうした方法というのは違法行為であり、下手をすると通常よりも長い時間が掛かってしまい、損をしてしまう可能性もある。
通関能力の強さとはそうした法の網をくぐり抜けるような方法ではなく、税関が必要とするものをいかに完璧に揃えることができるかということだと任氏は考えている。順豊海淘が通関を行う場合には、税関が必要とするすべてを自発的に、実際に則した情報で申告している。完全なデータを得ることできれば、税関は迅速に貨物を通すことができる。これこそが通関能力というものである。


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