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2015.10.26
  • 目覚ましい成長の先にスーパーベンチャーを目指す
  • 株式会社ティーケーピー 代表取締役社長
  • 河野 貴輝
TKPは2005年に立ち上がったばかりの企業である。しかし貸会議室ビジネスを主軸に、海外にまでその事業を伸ばし、驚きの成長を遂げている。その経営者である河野氏が目指しているのは「スーパーベンチャー」だという。河野氏に企業成長の軌跡、そしてスーパーベンチャーと企業経営のあり方について、お話をうかがった。
  • 株式会社ティーケーピー
  • 住所 / 東京都新宿区市谷八幡町8番地TKP市ヶ谷ビル2F/上海市黄河路333号2F
  • TEL / (03)5227-7321/(021)6323-1556   FAX / (03)5272-7322
  • URL / http://tkp.jp

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■ 情熱のままに立ち上げたTKP


TKPは貸会議室事業を中心にビジネスを拡げるベンチャー企業だ。2005年の創設から10年で急成長を遂げ、今では海外にも進出している。
TKPを立ち上げた河野氏はもともと伊藤忠商事、為替証券部のディーラーだった。その頃、社内でインターネットの証券会社を立ち上げることになり、河野氏はそのプロジェクトの一員となる。この時設立されたのが、日本オンライン証券(現カブドットコム証券)である。その後は証券会社に続く新たな挑戦として、今度はイーバンク銀行(現楽天銀行)の設立に携わる。
こうした経験を経るうちに、河野氏のオーナーとして事業を興したいという気持ちが高まっていった。その気持ちのままに立ち上げたのがTKPだ。当初はベンチャーを立ち上げたいという情熱ばかりが先に立ち、どんな事業をしたいのかも分からないままだった。決まっていたのは「インターネットを使う」ということだけだ。インターネットを利用して、非効率的なものを効率化していくというところにビジネスチャンスがあるのではないか。河野氏はそう考えていた。


■ 偶然の機会から貸会議室ビジネスをスタート


やがて一つのチャンスが訪れた。1階のテナントが立ち退くまで2、3階を破格の価格で貸してくれるという六本木のビルの情報を得たのだ。河野氏はこれを借入れ、3階を近くの工事現場事務所に、2階を貸会議室とした。これが河野氏の貸会議室ビジネスの始まりだ。
もちろん、貸会議室ビジネスをやっていたのは河野氏だけではない。しかし、インターネットで検索しても数は少なく、不動産のオーナーが空きスペースを貸会議室にしているという急場凌ぎのものはあっても、専業の会社や、全国展開しているところはなかった。当時は会議施設が必要な時にはホテル、あるいは公民館などを使用することが一般的だった。そこで河野氏は、この需要を満たす貸会議室ビジネスを拡大しようと考えた。


■ 2つの苦難を乗り越える


借り手が決まっていないスペース、利用が休日に集中している結婚式場を会議室として提供していくという、この貸会議室ビジネスは当たり、TKPは右肩上がりの成長を果たす。設立当初、日本は不況であり、企業は研修施設などを売却していたため、貸会議室ビジネスの需要は多く、波に乗って雪だるま式に成長した。貸会議室以外のビジネスも模索していたが、成長があまりに順調なため、ビジネスを貸会議室に一本化したほどだ。
だが、何事もなく順風満帆であったわけではない。TKPはこの10年間でふたつの難関に直面した。一つ目の難関は2008年のリーマンショックだ。突然の不況により、1か月で5億円のキャンセルとなり、1億円の赤字が出た。
この損失をどのように埋めるか。河野氏はまず、仕入れ価格を下げることにして、オーナーへ懸命な談判を行った。2005年から2008年までの間、不動産の相場は急激に下がっており、訳あり物件を相場の半額で借りていたTKPの仕入れ価格と一般の家賃がほぼ同程度にまでなっていた。そこでオーナーと仕入れ価格を交渉し、40%安くした。次に利用者を増やすために会議室の単価を30%下げた。するとこれまでとは違う大手外食企業や大手IT企業、各種試験会場といった利用者が増え、顧客数はリーマンショック以前の2倍に増え、売上はこれまでの1.5倍ほどに上昇した。 こうして河野氏はひとつ目の難関を乗り越え、TKPは成長路線に戻ることができた。


■ 事業拡大でピンチを乗り越え、更に成長する


もう一つの難関は2011年に起きた東日本大震災だ。この時にもキャンセルが相次いだ。河野氏はここで、思い切って事業内容を転換した。まずは主力であったリーズナブルな貸会議室ビジネスを子会社化した。
一般的な社内会議やセミナーではそれほど高級感のある会議室は必要ないが、株主総会や式典といった大きなイベントの場合には、ホテルで開催されることが多い。このホテルの宴会場というマーケットは、5000億円ほどの規模がある。河野氏はこの市場の獲得を図る。これまで出席者一人あたり1万円掛かっていたものを、TKPでは半額の5000円で提供する。TKPはすでに「リーズナブルな貸会議室」としてのブランドを築いていたため、ホテルの宴会場ビジネスで、顧客に割安なものと捉えてもらえるのではないかと河野氏は考えた。こうして始めたのがガーデンシティというホテルの宴会場サービスだ。スタッフにも優秀なホテルマンを揃え、高級ホテルに比べて遜色のないレベルにした。


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