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2015.11.18
  • 越境EC「波羅蜜」を創業、次なる成功に闘志を燃やす
  • 波羅蜜(bolome) 聯合創始人
  • 水野 裕哉
ライバルがひしめきあう中国でモバイルITベンチャーを成功させ、新たに越境EC事業を興し、再度の成功を目指す日本人がいる。それが水野氏だ。水野氏の中国での経歴、新たな事業の内容について、お話をうかがった。
  • 波羅蜜
  • 住所 / 上海市花園路128号 運動LOFT二街区A座102室
  • TEL / (021)5113-3733   FAX / (021)0164-5700
  • URL / www.bolo.me

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■ 越境EC業界に切り込む「波羅蜜」


Eコマース花盛りの中国で、今注目を集めているのが「越境EC」だ。中国人が外国の商品を購入する場合、これまでは外国にいる留学生などが個人で「代理購入」するという方法をとることが多かった。ただこれは外国の店頭で代理購入者が購入し、中国へEMSで発送するという方法であったため、購入者にとっては割高感が拭えなかった。そこで新たに登場したのが越境ECだ。アリババ、京東、順豊など多くの大企業が参入する越境ECの戦場に今年7月、新たに乗り込んだのが「波羅蜜(bolome)」である。
「波羅蜜」は日本の店頭に提示されている価格と同価格で商品を販売するというモバイルアプリだが、この越境ECアプリを立ち上げたのが水野氏だ。水野氏がどのように中国でビジネスを起こし、なぜ波羅蜜を立ち上げることになったのか、これまでの経歴をたどってみたい。


■ 急成長させたIT企業を百度へ


水野氏が中国にやってきたのは2004年、携帯電話向けのモバイルコンテンツを提供する企業、「ネットビレッジ(現fonfun)」が中国で新規事業を始めるタイミングだった。それまで中国にもモバイルコンテンツにも全く関係のない仕事をしていた水野氏だが、この転職により運命が廻りはじめる。現在波羅蜜を共同経営している張振棟氏と出逢ったのもこの時のことだった。
2009年、ネットビレッジの子会社であるUUCUN(悠悠村)を当時同社の総経理であった張氏がMBO(Management Buyout)した。水野氏はそのタイミングで、張氏から誘われUUCUNにジョインすることになる。UUCUNでは、当初アフィリエイトネットワークを行っていたが、スマートフォンの普及が広まった2011年頃から新たな事業をスタートする。その事業とは各種アプリを販売するアプリマーケットに関するものだ。
アプリマーケットと言えばアップルストアやGoogle Playが有名だが、中国の場合は多数のアプリマーケットが存在しており、スマートフォンメーカーはそれぞれ独自のアプリマーケットを有しているという状況にある。UUCUNではこのアプリマーケットを作るためのCMS(Contents Management System)を開発し、中国の携帯電話メーカーへ無料提供を開始した。アプリマーケットというのは開発、運用、マネタイズに非常に手間がかかるものであるため、UUCUNではシステムの無料提供のみならず、運用、マネタイズまでを一括で引き受けるソリューションを提供し、小さなメーカーからの受注から始まり、やがては小規模メーカーが立ち並ぶ深圳のほぼすべての端末メーカーがUUCUNを採用するようになった。さらにはソニーや中国のハイセンス、長虹などの大手メーカーもUUCUNのサービスを採用するようになる。
2013年、大きく成長したUUCUNはさらなる高みを目指して百度との提携を求めた。しかし、その提携話に対して、百度はグループ内でのシナジーを求めて買収を希望し、百度のグループに入る事になった。その後、百度のリソースを利用して更に大手の案件を取ることもできるようになった。ソニーもそのひとつである。様々な苦労を経て育て上げた会社ではあったが、百度に会社を売却したことでホッとしたような気持ちも感じたと水野氏は素直に語っている。


■ ひとつの成功に飽き足らず、次のビジネスにチャレンジ


百度グループの傘下に入った後も水野氏は引き続きUUCUNで働いていたが、すでに利益が出る体制が整っており、水野氏のやることはそれほど多くはなかった。そこで充電期間を経た水野氏は再度、UUCUNでの共同経営者の張氏、百度のエンジニアと3人で新しい事業の構想を模索し始める。ウェブで写真を販売するサイト、各端末のアクセサリー販売のアプリ、動画配信サイト向け広告に関するサービスなど試行錯誤を重ねたが、その中から生まれたのが「波羅蜜」だった。
波羅蜜のビジネスモデルを思いついた切っ掛けは日本のテレビ番組「ガイアの夜明け」だった。この番組である時取り上げられていたのが、吉祥寺と北海道とFaceTimeで繋げて現地の人と交流しながら北海道の新鮮な魚を購入できるという「IPAD魚屋さん」だ。これを見て、水野氏はライブ実況とEコマースを組み合わせることを思いついた。その頃はちょうど中国政府が越境ECの制度を整え始めて越境ECが増加し始めたタイミングであり、また日本での中国人の「爆買い」も話題になっている時期だった。こうした背景から2014年秋にデモを作成し、2015年2月に6人の技術者を含む8名で新たな会社「波羅蜜」を立ち上げた。


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